一般社団法人 日本歯科技工学会 メールマガジン No.24
October 2026
JADT MAGAZINE
副会長挨拶
このたび,日本歯科技工学会の副会長を拝命いたしました大下弘でございます。
歯科技工業界は,大きな転換期を迎えております。私はこれまで歯科技工の現場に携わる中で,技術の継承や人材育成,そして歯科技工士同士のつながりの大切さを実感してまいりました。
本学会が,経験豊富な技術者から若い世代まで,互いに学び合い,新たな知識や技術を共有できる場となることを願っております。
今後は,これまで培ってきた経験を活かし,現場の声を学会活動に反映させるとともに,次世代を担う若手歯科技工士が積極的に参加し,夢と希望を持てる魅力ある学会づくりに取り組んでまいります。
会員の皆様のご指導とご協力を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます
(一社)日本歯科技工学会 副会長 大下 弘
副会長挨拶
日本歯科技工学会の副会長を拝命いたしました長崎大学病院の福井淳一でございます。
近年のデジタル技術の急速な進展や歯科医療の多様化に伴い,現代の歯科技工には高度な技術とそれを支える豊富な知識が求められています。このような背景において,学術研究の成果として得られた科学的根拠を臨床に還元することは,本学会の重要な使命であると考えております。
今後は下江会長を支え,大下副会長とともに,会員の皆様が切磋琢磨し,共に成長できる学会の発展に向けて精一杯取り組んでまいります。会員の皆様のご指導とご協力を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
(一社)日本歯科技工学会 副会長 福井 淳一
第48回学術大会(併催2026年度中国・四国支部学術大会)大会長挨拶
一般社団法人日本歯科技工学会第48回学術大会ならびに2026年度中国・四国支部学術大会の開催にあたり,全国各地よりご参加いただく会員の皆様,ならびに関係者の皆様に心より歓迎申し上げます。また,本大会の開催に際し,多大なるご支援とご協力を賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。
このたび広島大学霞キャンパスにおいて開催する第48回学術大会では,「革新と継承 〜歯科技工士の使命を再考する〜」をメインテーマに掲げました。
近年,歯科技工を取り巻く環境は大きく変化しています。CAD/CAMシステム,口腔内スキャナー,3Dプリンティング,さらにはAI技術の活用など,デジタル技術の進歩は歯科技工のあり方を大きく変革しつつあります。これらの技術は,作業の効率化や品質の向上をもたらし,歯科技工士に新たな可能性を提示しています。一方で,患者一人ひとりの口腔内状況や生活背景を理解し,機能性と審美性を高い水準で両立させるためには,歯科技工士が長年培ってきた知識,経験,感性,そして高度な技能が不可欠であることに変わりはありません。
私たちは今,技術革新の恩恵を受けながらも,専門職として何を守り,何を次世代へ継承していくべきかを改めて考える時代に立っています。歯科技工士の使命とは単に補綴装置や矯正装置を製作することではなく,その先にある患者の健康,機能回復,そして豊かな生活を支えることにあります。歯科医師や歯科衛生士をはじめとする多職種との連携のもと,歯科医療の質を支える専門職としての責任と役割は,これまで以上に重要になっていると感じています。
また,少子高齢化や就業環境の変化に伴い,歯科技工士を取り巻く社会的課題も少なくありません。人材育成や技術継承,働き方の改善,地域医療への貢献など,私たちが取り組むべき課題は多岐にわたります。しかし,そのような時代だからこそ学術の果たす役割は大きく,科学的根拠に基づく研究成果と臨床経験を共有しながら,将来を見据えた議論を重ねることが求められています。
本大会では,「歯科技工士の使命」をテーマとした基調講演をはじめ,デジタルデンチャー,臨床技工におけるデジタルトランスフォーメーション,インプラント補綴,審美歯科技工など,それぞれの分野を牽引される先生方にご講演いただきます。また,教育講演,一般口演発表,ポスター発表,テーブルクリニック,デモンストレーションを通じて,会員相互の活発な学術交流が行われることを期待しております。参加者の皆様には,それぞれの立場や経験を超えて交流を深め,新たな知見や発想を得る機会としていただければ幸いです。
広島は,幾多の困難を乗り越えながら復興と発展を遂げてきた街です。本大会が,歯科技工の未来を担う人材が集い,革新と継承の意義を共有し,新たな一歩を踏み出す場となることを願っております。
結びに,本大会が参加される皆様にとって実り多い学術大会となり,日本歯科技工学のさらなる発展と歯科技工士の社会的価値の向上につながることを祈念申し上げ,ご挨拶といたします。
大会長 下江 宰司
第48回学術大会開催のご案内
第48回学術大会を下記の要領で開催いたします。
会員各位のご参加をお願い申し上げます。
1.会 期:2026年10月31日(土)〜 11月1日(日)
2.会 場:広島大学 霞キャンパス 〒734-8551 広島県広島市南区霞1-2-3
3.内 容:学術大会メインテーマ:「革新と継承 〜歯科技工士の使命を再考する〜」
第48回学術大会詳細
1日目 10月31日(土)
11:00〜12:00
教育講演1 「聴く力が未来をつくる −信頼関係を構築するために−」
講演者: 尾幡 大(香川県歯科医療専門学校,中国・四国支部)13:00〜14:00
基調講演 歯科技工士の使命」
講演者: 二川 浩樹(広島大学大学院 医系科学研究科口腔生物工学分野,中国・四国支部)14:45〜15:45
特別講演1 「デジタルデンチャーの現在地とこれから −学術的知見に基づく臨床展望−」
講演者: 金澤 学(東京科学大学大学院医歯学総合研究科高齢者歯科学分野)16:20〜17:20
特別講演2 「臨床技工におけるデジタルトランスフォーメーションの勧め」
講演者: 櫻井 靖之 (有限会社ファイン,近畿支部)2日目 11月1日(日)
9:00〜10:00
企画講演 「フルマウスボーンアンカードブリッジ症例での歯科技工士の役割」
講演者: 井汲 建 (株式会社シケン,近畿支部)10:00〜11:25
教育講演2 「明日から使える!歯科技工士のためのやさしい写真講座」
講演者: 肥後 桃代 (広島大学病院診療支援部歯科部門,中国・四国支部)10:25〜11:25
特別講演3 「美の本質を科学する −継承に学ぶ歯科技工の革新−」
講演者: 福井 淳一(長崎大学病院 医療技術部 中央技工室,九州・沖縄支部)11:30〜12:30
特別講演4 「デジタル技術はどこまで応用できるのか −大学病院における臨床経験から−」
講演者: 一志 恒太(福岡歯科大学医科歯科総合病院 中央技工室,九州・沖縄支部)ポスター発表
一般演題口演発表※
テーブルクリニック※
デモンストレーション※
※発表日時は学術大会講演抄録プログラムをご参照ください【学術大会・当日参加登録費】
会員
10,000円会員外
13,000円学生登録会員
無料学生(未登録)
3,000円会 員:(一社)日本歯科技工学会会員(賛助会員企業の社員を含む)
会員外: 歯科医師,歯科技工士,歯科衛生士,海外在住参加者,歯科関連企業など
学生登録会員: 学会規程に従い学生登録をした歯科技工士養成機関学生
学生(未登録): 登録をしていない歯科技工士養成機関学生は締め切りまでに登録してください。
当日会場の受付では入会登録は出来ません。未登録学生での当日参加となります。
メインテーマ「革新と継承 〜歯科技工士の使命を再考する〜」に沿ったプログラムを用意しております。本大会を通じて,会員の皆様が研鑽を積むことができますよう準備してお待ちしております。
広報委員会
2026年度第1回専門歯科技工士講習会開催のご案内
日 時:12月12日(土)10:00〜11:00
形 式:オンライン(Zoomウェビナー)
一般社団法人日本歯科医学会連合共催
講 師:大下 弘先生(株式会社シケン,中国・四国支部)
演 題:デジタルデンチャー最前線
〜ミリング・プリンター・コピーデンチャーから考える義歯製作の未来〜
座 長:今井 秀行(日本大学歯学部附属歯科技工専門学校)
備 考:
・本講習会は全会員対象です(事前登録は必要ありません)。
・会員は無料で受講できます。
・視聴方法はZoomによるウェビナー形式で行います。
Zoom URLは開催事務局より追って電子メールでお知らせいたします。
・なお,本講習会のオンデマンド配信はございません。
専門歯科技工士制度運営委員会
各支部学術大会のご案内
北海道・東北支部
令和8年度支部学術大会(併催:第70回北海道歯科技工学術大会)
日 時:12月5日(土)12:50〜18:00
場 所:札幌市教育文化会館 研修室305
〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西13丁目
TEL:011-271-5821
備 考:ハイブリッド形式で開催
演題1「災害時に歯科技工士が果たすべき役割と平時からの備え
―JDAT活動と災害時用暫間義歯から考える歯科支援―」
講師:高山 幸宏 先生(広島大学病院 中央技工室)演題2「デジタルデンティストリーにおける歯科技工
―3次元プリント有床義歯から考える歯科技工の現在と未来―」
講師:一志 恒太 先生(福岡歯科大学 医科歯科総合病院中央 技工室)定員 会場受講:100名 Zoom:100名
詳細は一般社団法人日本歯科技工学会ホームページ内の 学会 開催情報に公開されておりますのでご確認をお願いいたします。
北海道・東北支部 道田 共博
東海・北信越支部
令和8年度支部学術大会
日 時:12月19日(土)10:00〜11:30
形 式:オンライン開催(Zoomウェビナー)
備 考:
演題 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の病態から考える睡眠歯科医療の適応
〜歯科技工士が作製する口腔内装置(OA)の役割〜
講師:古橋 明文先生(愛知医科大学 歯科口腔外科学講座 教授)本学術大会は全会員対象です(事前登録は必要ありません)。
会員は無料で受講できます。
Zoomによるウェビナー形式で行います。
なお,本講演のオンデマンド配信はございません。
Zoom URLは開催事務局より追って電子メールでお知らせいたします。
東海・北信越支部 長谷川 彰人
広報委員会より
会員の皆様
平素より本学会の活動に格別のご理解とご協力を賜り,厚く御礼申し上げます。
このたび,八巻賢一先生の後任として広報委員長を拝命いたしました木暮ミカです。就任にあたり,一言ご挨拶申し上げます。
学会広報の役割は,会員の皆様へ必要な情報を的確かつ迅速にお届けすることに加え,歯科技工の学術的・社会的価値と本学会の魅力を,広く社会へ発信することにあると考えております。
今後は,従来のメーリングリストやウェブサイトに加え,新たにLINE公式アカウントを開設し,より身近でタイムリーな情報発信を進めてまいります。また,XやInstagram,YouTubeなどのSNSも積極的に活用し,学術大会や研究活動,歯科技工の最前線を,より多くの方々に親しみやすい形でお届けしたいと考えております。
こうした取り組みを通じて,とりわけ次世代を担う若手歯科技工士や学生の皆様に,学術交流の楽しさと本学会の意義を実感していただき,新たな仲間を迎えることで,学会のさらなる活性化につなげてまいりたいと存じます。
これまでの広報活動を大切に引き継ぎながら,新しい時代にふさわしい,開かれた学会広報を委員一同で推進してまいります。
会員の皆様には,今後ともご理解とご協力を賜りますよう,何卒よろしくお願い申し上げます。
広報委員長 木暮 ミカ