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利益相反/Conflict of Interest


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利益相反(COI)について

 

 産学連携が推進されている現在,「産学連携によって学会員が得る経済的な利益」と「学会での学会員の行った研究等による責任」が衝突する状態を利益相反(以下COIとする)といいます.
 しかし,学会員が産学連携による利益があれば学会でその成果発表ができないということではなく,COIにあることを事前に開示すれば問題は生じません.もちろん,COI関係にない時は,「利益相反(COI)関係の企業等はない」ことを明確にしなくてはなりません.
つまり,COI関係の有無にかかわらず,事前に自己申告開示を行なう必要があります.
 これは,産学連携による研究等の成果に疑義が生じても適正に申告されていれば,学会が研究者(発表者)の立場から説明責任を果たすことができ,研究者(発表者)や学会を守ることが可能となります.
 利益相反に対する取組みへの理解を深め,日本歯科技工学会としての利益相反マネジメントが円滑に行えるよう発表等を行う際には,「利益相反(COI)開示申告書」の提出をお願いします.

■ 利益相反(COI)状態の申告について

令和2年度から「利益相反指針」に基づき,当学会が主催する学術大会や講習会等で発表する場合,利益相反(COI)状態の申告が必須になります.申告様式をダウンロードしてご使用ください.
本学会が主催する全ての講演発表が申告の対象となります.

■ 規程・指針等

「一般社団法人 日本歯科技工学会 利益相反委員会規程」 規程 (PDF) (48.1KB)

「一般社団法人 日本歯科技工学会 利益相反に関する指針」 指針 (PDF) (113KB)

■ 自己申告書様式等

 様式1.演題登録時に使用する様式

「一般社団法人 日本歯科技工学会(演題登録用)利益相反(COI)自己申告書」

様式1 (Word文書) (47.5KB) 様式1記入例 (PDF) (57.3KB)

支部学術大会については,演題登録時に大会事務局までご提出ください.
※提出方法は各支部の大会HPでご確認ください.

 様式2.発表時に使用する様式

「一般社団法人 日本歯科技工学会 学術大会等における講演・口演・ポスター発表者のCOI状態開示例」

口演発表の場合は最初か2番目のスライドに,ポスター発表の場合はポスター内部の最下段に入れて開示してください.

但し ,ポスター内部に記載しない場合はポスターの下部にA4サイズの様式2を貼付してください.

様式2 (PowerPointスライド ppt) (141KB)

 様式3.論文投稿時に使用する様式

「一般社団法人日本歯科技工学会 学会誌の投稿論文に関わる利益相反(COI)自己申告書」

論文投稿時に,投稿原稿と併せて日本歯科技工学会事務局ご提出ください.
また,投稿規程に基づき,論文末尾の引用文献の前にも利益相反(COI)状態を記載してください.

様式3 (Word文書) (47.5KB) 様式3記入例 (PDF) (53.3KB)

■ 利益相反Q&A

Q. そもそも,利益相反って何ですか?

A. 研究等において,得られた成果の社会還元(公的利益という.)があります.しかし,産学連携の研究等の場合,金銭や利権等を取得(私的利益という.)する場合があり,この2つの利益が個人の中に生じる状態を利益相反(conflict of interest : COI)といいます.
そのため利益相反状態にあると,公正な姿勢が損なわれるだけでなく,第三者から公正な姿勢を損なっていると疑われる状況が生じ,当人にとっては不利益を被ります.

Q. 対象者に本人以外の配偶者あるいは一親等の親族等が含まれるのはなぜですか?

A. 対象者の配偶あるいは一親等の親族等は第三者から見ると対象者と経済的に密接な関係にあると見なされます.そのため配偶者あるいは一親等の親族が,産学連携活動の企業等から経済的利益を享受しているとの憶測が出るかもしれません.そのため,それらを開示することによって回避するために必要なことです.

Q. 研究にあたって,企業等から資金援助を受けるのは良くないのでしょうか?

A. そんなことはありません.産学連携の研究は推奨されるべきものです.一方で,資金提供者の利益を優先するような歪曲は許されるものではありません.このような不正の防止や研究の信頼性を得るうえで,研究資金等の提供を公表して透明性を確保することはとても重要なのです.

Q. 発表者が利益相反を開示するメリットは何がありますか?

A. メリットではなくデメリットの防止になります.
研究等の発表において,私的利益を疑われた場合,発表者が事前に適切な情報を開示しておけば,その疑念を払拭することができます.

Q&A (PDF) (35.3KB)